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夏のおもいで(3日目) [⑪写真(山行記録など)]

僕が夏に部活動で行った山、槍ヶ岳の思い出の3日目です。

この記事は前の記事の続きとなってますので、先にそちらをお読みになってください。

昨日の夜は天気がイマイチで、ポツポツと雨が降っていたから、朝が心配だった。
今日は山頂アタックの日。一番大事な日とも言える!

起床したのは午前3時半。

まだ辺りは真っ暗だった。月が見えた。
掴めそうなくらい近く感じた。

朝ごはんはカレーうどん。
お湯を沸かして、うどんをゆでて、粉末スープを入れるだけである。
ラーメン同様簡単な料理。なかなかおいしい。
これはすぐに作れた。

食事当番じゃない人はテントの撤収。
人数が少ないから、迅速な行動が取れる反面、一人当たりの仕事量は多い。
普段は何もしない顧問もテント撤収を手伝ってくれたり、食事当番を手伝ってくれた。ありがたい。

カレーうどんを食べた後は、テントの撤収の続きと荷物のパッキング。
すべてを終わらせたのは4時半前くらいだっただろうか。

出発直前に日の出が見れた。とっさに撮ってみた。

(日の出。双六小屋にて。)
空は澄み切っていた。う~ん、いい日になりそうだ!

最初は急な岩場を歩いてゆく。
道っぽい道がないから、どこを歩くか悩んだのを覚えている。
50分くらい坂を上り続けると、1つ目の頂上が見えてきた。

樅沢岳だ。
朝日がまぶしかった。今日1度目の記念写真を撮った。これは載せたらマズいだろう^^;
景色もなかなかのものだった。

(樅沢岳にて、景色。)
20分ほど山頂で休んだ。寒かったが、いい気分だった。

再出発するときには、完全に日は昇っていた。

(樅沢岳にて、景色。)
本当に良い天気だった。
去年の強化合宿で行った八ヶ岳も素晴らしい天気だったのを思い出した。
やっぱり山はこうでなきゃいけない。そこらへんの小さい山じゃ満足できない。

それからしばらくは下り坂。
下り坂が終わると、一気に坂に差し掛かった。
なかなか急な坂だった。

歩いている途中で槍ヶ岳が見えた。

(山道にて、槍ヶ岳。)
昨日と比べると、かなり近づいているのがわかった。

もうすぐ、あの山頂に行ける。

振り返ると、朝にいた双六小屋が見えた。

(山道にて、双六小屋。)

それからは岩でできた坂をもくもくと上った。
歩いていたのは尾根であったから、ず~っと素晴らしい景色が見えた。
開放的な気分だったから、感じる疲労も少なかった。

昼前に槍ヶ岳山荘に到着した。
目の前にはすごい光景が広がっていた。


(槍ヶ岳山荘にて、槍ヶ岳頂上。)
これが槍である。ほぼ断崖絶壁で、本当に槍のようだった。

待ちきれなかった僕らは、昼食の前に山頂へ行くことにした。
素晴らしい天気だったからだ。昼食を食べている途中で雲が出てきたら困る。


(槍ヶ岳にて、梯子。)
崖には梯子があって、それを上ってゆく。
気をつけて登らないと、落ちてしまう。
落ちたらもちろん死ぬだろう。。。

落石にも気をつけなければならなかった。
自分が落石させてしまうと、後ろを登っている人に直撃するし、前からの落石にも注意する。

幸い、大きな事件にならずに登り終えた。

槍ヶ岳山頂だ。
まず、景色を堪能する前に振り返ってみた。

(槍ヶ岳山頂にて、景色。)
笠ヶ岳のほうだろうか?詳しいことは分からなかったが、ず~っと尾根が続いているのがわかる。

絶景だった


(槍ヶ岳山頂にて、景色。)
写真でしか景色を伝えられないのが残念だ。
360度すべて遥か遠くまで見渡せた。

何だかんだで、世の中捨てたもんじゃない!と思えた。
やっぱり山はいい。

山荘で買った缶ジュースで一息ついてから、記念写真を撮った。
参加者全員と、高1のみと、部長のみの3枚。

高1で最後まで残ったのは僕とA部員のみ。
A部員がいてくれて本当によかったと思えた。

A部員は顔隠しで登場してもらう(笑
いい思い出となった。

30分ほど景色を楽しんだあと、名残惜しみながら下山した。

(さっきと同じ梯子。)
今度はこの梯子を降りてゆく。降りるほうが怖かった。
山頂を見た後なので、気も緩みやすい。

山荘に降りたら、昼食を作った。
余っていたラーメンだ。
これもすぐ作って、食べた。

今日は山頂から30分弱降りた場所にある殺生ヒュッテという場所に泊まることになった。
山頂は風の通り道だから、テントだと寒すぎると判断したからだ。

結構急な坂を30分ほど降りて、ヒュッテに到着。
振り返ると、槍ヶ岳山頂に霧がかかりはじめていた。
霧が出る前に山頂に行けてよかった。
気温もどんどん下がってきた。

テント場にテントを作って、4時ごろまで休憩時間になった。
その間に、生水を沸かして飲料水を作った。
山頂付近は生水しかないのである。1ℓで200円ほどする。これは高い。

4時からは再び食事の準備をした。
作ったのはたらこスパゲッティ。
ゆでたスパゲッティにたらこソースをかけるだけ。
シンプルだが、おいしい。好物である。

食事を片付けたあとは明日のミーティング。
本来は徳沢キャンプ場という場所までの予定だったが、上高地まで一気に降りることになった。
これはかな~~~り長い道になる。

寝たのは7時ごろ。
明日も、下山とはいえ長い道のりになる。
十分な睡眠が必要だった。

4日目へ続く。。。


















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コメント 8

ahtoh

山頂からの景色、すごかったんだろうな~。
一番上の日の出の写真はナイスタイミングでしたね。
光の筋がイイ感じ!(^∀^)ノ
by ahtoh (2006-01-11 10:05) 

うぃん

>>ahtohさん nice!ありがとうございます^^
いい感じの日の出の写真が取れたのは初めてだったかもしれません。
山頂の景色は今でも忘れられませんよ^^
by うぃん (2006-01-11 18:29) 

haru_one_of_a_kind

槍へ登る梯子、とても怖そうです。
しかし、登りきった後、頂上から見る光景は写真とは比べ物にならないくらいすばらしいものなのだと思います。

昼食を食べずに、先に頂上まで登って正解でしたね。
せっかく登ったのに雲で何も見えなかったら、とてもショックだと思います。
by haru_one_of_a_kind (2006-01-11 19:02) 

うぃん

>>ハルさん nice!ありがとうございます!
梯子は結構ツルツルしてて、油断するとすべっちゃいそうでした^^;
お年寄りにはかなり過酷な道だろうと思います。
山頂では、はるか遠くを見ても自分より高いところがないから、開放感がすごくあって気持ちが良かったです。さすがに富士山までは見えませんでした^^;

登るのがあと1時間くらい遅かったら、かなり景色も変わっちゃってたと思います。。。
by うぃん (2006-01-11 19:32) 

moonrabbit

どれもすばらしい写真ですね。肉眼で見る広がりを捉えることの難しさを感じたことと思います。360度撮れるカメラがありましたね、たしか。ぐる~と回って、フィルムが同期して送り出される奴。
高所恐怖症な人は梯子の画像だけでも目がくらむらしいです(^^;
by moonrabbit (2006-01-11 22:35) 

うぃん

>>moonrabbitさん nice!ありがとうございます^^
>360度撮れるカメラ
横になが~~い写真を某HPで見た事がありますが、それのことでしょう。
欲しいですね~、高いのかな^^;

カメラは思い出を色褪せず残してくれる素敵なアイテムですね。これから行く山でもいい写真が撮れたらいいなと思います。

僕は高いところが好きなタイプかな(^^ゞ
by うぃん (2006-01-12 00:17) 

モッズパンツ

ヘリ・テレのニュース映像でよく見る山頂付近はこうなっていたのですね。
このハシゴは怖そうですねー。 (((((;゚Д゚))))) ガクガクブルブル
登りと下りの二つあるのですね。シーズンには渋滞するのかな。w (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2006-01-14 16:31) 

うぃん

>>モッズパンツさん nice!とコメント、本当にありがとうございます^^
このハシゴは、もうちょっとちゃんとしないと危険ですね^^;
僕が登った時も、結構渋滞してました。
何人も一緒にハシゴを登ると、ハシゴが壊れてしまいますから、渋滞しやすいんです。
by うぃん (2006-01-14 16:47) 

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